前田安正「3行しか書けない人のための文章教室」感想

3行しか書けない人のための文章教室

3行しか書けない人のための文章教室

 

「今日、私は家でこの本を読んで、とてもためになったと思いました。」
こういった文章に肉付けしていくことで長文にしていくという内容だった。
具体的な方法は、5W1Hを使って文章を分解していき、「WHY=なぜ、どうして」という問いをたて、その答えを加えていくという方法である。
注意点は、5W1Hと聞いて思い浮かぶ「いつ・どこで・誰が・何を・どうした」の「どうした」は「DO」であって、「W」の要素ではないということだ。
いわば、以下の「4W1D」となり、最初の文章を当てはめてみると次のようになる。

いつ=WHEN=今日
どこで=WHERE=家で
誰が(は)=WHO=私は
何を=WHAT=この本を
どうした=DO(DID)=読んでためになったと思いました

5つ目の「WHY=なぜ、どうして」を忘れているため、書くべき要素を見失ってしまうと著者はいう。
では、最初の文章になぜ、と問いかけてみるとどういった答えが得られるだろうか。

  • なぜ今日読んだのか?→今日図書館で本を借りてきたので
  • なぜこの本を読んだのか?→私は文章を書くのが苦手なので
  • なぜためになったと思ったのか?→5W1Hを使って文書を膨らませていく方法を知ることができたので

得られた答えを当てはめてみると、文章は次のようになる。

 

私は今日、図書館で本書を借りてきたので家で読んでみました。
元々私は文章を書くのが苦手なので、少しでも文章を長く書けるようになりたいと思ったからです。
5W1Hを使って文章を膨らませていく方法を知ることができたので、ためにったと思いました。

 

ここからさらになぜ、どうしてと繰り返し問いかけてみると、さらに文章を長くすることができる。

  • なぜ今日本を読んでさっそく感想を書けているのか?→2時間くらいでさっと読むことができたから。
  • 元々どれくらい文章が書くのが苦手なのか?→読書感想文の宿題があると原稿用紙を2枚埋めるのに1日かけるくらい

また答えを文書に当てはめてみる

 

私は今日、図書館で本書を借りてきたので家で読んでみました。
元々私は文章を書くのが苦手な方で、学校で読書感想文の宿題があると、原稿用紙2枚を埋めるのにも1日かけるくらいでした。
なので、少しでも文章を長く書けるようになりたいと思ったからです。
5W1Hを使って文章を膨らませていく方法を知ることができたので、ためにったと思いました。
さらっと2時間くらいで読むことができたのでとても読みやすかったです。

 

本書にはこれ以外にも具体的な方法も記載されているが、基本的には上記のように文章に欠けている情報を補っていくことの繰り返しである。
本書を読んだからといっていきなり文章が書けるようにはならないだろうが、ヒントを得ることができたような気がした。